■治験例(3)顔(アゴ)が痛い

60代女性。専業主婦
身長155cm,体重55kg お酒:少々,タバコ:×
【悩み】
一ヶ月くらい、アゴが痛い。不安で
歯医者耳鼻科にも行ったが、心配ないと言われるだけ。レントゲンも撮ってもらったが歯(歯根)もしっかりしている。

【視診・問診・検査】
顔色、表情、肉付きは以前と変わりなし。
お盆に親戚が集まり忙しかった。その後、悪化した。最近は以前よりマッサージに行ってない。
血圧、脈拍:正常。頚椎の稼動時に痛みが発生。

【施術】(計30分)
問診・検査 で安静時に痛みが出ないことから、感染・内臓疾患(特に肝臓・腹膜、膠原病)、遺伝子疾患は可能性として低いと判断。
長年もつ右肩こり(上部僧帽筋の緊張)により、後頭骨(頭蓋骨の一番後ろ)が引っ張られ、その横を通る
顔面の知覚神経(三叉神経;第Ⅴ脳神経第3が異常に刺激された。
その神経の出口(卵円孔)を正常な大きさに戻すため、穴を構成する骨(後頭骨と蝶形骨:コメカミの辺り)の位置(ポジション)を調整する。力加減は、片手を軽く乗せるくらい(手引書では5g)。併せて、頚椎の牽引(けんいん)を行った。

【施術後の評価】
まったく痛みがない。
(親戚たちの不満・愚痴を吐き出せたこともあって、気分爽快)

【分析】
主に肩こりの施術を行ったため、肩こりの延長で再発する可能性はある。
しかし、歯疾患、内臓(心)疾患などでも十分に起こりうるので、
その都度鑑別は必要。

【指導】
◎ 手枕
 (テレビを見るときは、手枕をして横になって見るのではなく、イスに座り両目でテレビの正面で見るようにしましょう)
◎ 運動
 (首を回すなど、日頃から
コリを貯めすぎないよう心がけは必要。マッサージなどでも可)

※ 注意:この【施術】法は万人向けではありません。
 ⇒ このように当院では、個々人に合わせて【施術】法を選択しますので、施術前には必ず【問診】【検査】そして、【施術】法の確認(説明・合意)を行います。
   
この内容についてご不明な点は、電話などでお尋ねください。
場合によっては、医療機関でのレントゲン/血液検査等を先にお願いすることもあります。

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